マキめも

日々の思考と感情の雑記帳。

人間の本能は他者を破壊してしまうのか

他人が嫌がることをしてはいけません。

他人を傷つけてはいけません。

日本の道徳教育の場で、このような教え方をされてきた人がほとんどですよね。

そこでふと思ったのが、「人間は生まれながらにして他人を破壊してしまう」のではないかということです。

 

何故そんな考えを抱いたのか。

先日たまたま見かけたネット記事がきっかけでした。

セクサロイドを性欲をもてあます男たちが弄り過ぎて破壊、エレクトロニクス系見本市にて | BUZZAP!(バザップ!)

 

オーストリアで開催されたArs Electronica Festivalの展示品であった”サマンサ”という名のセクサロイドが破壊された事件。

AIを搭載し相手に反応する機能を備えたセクサロイドを、性欲をもてあました男たちは興奮の余り壊してしまったという話です。

ここまでだとロボットを壊してしまっただけの話かと思われますが、怖いのはサマンサの壊し方。

なんと男たちはサマンサの胸や腕や足に馬乗りになって指を2本へし折って酷く汚したのだそうです。

 

これ、相手が生身の人間だったら、かなり悪質なレイプ事件ですよね。

これが「展示会」という場で起きてしまったこと自体、かなり恐ろしいことではないですか。

 

この事件から「人間の残虐さ」に興味を抱いた自分は、更に検索を進めていきました。

すると今度は「対生身の女性」で似たような記事を見つけました。

パフォーマンスアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチの悪名高き代表作《リズム0》(1974)

 

1974年のイタリアで上演されたアブラモヴィッチの代表作「Rhythm 0 (リズム0)」での衝撃的な出来事。

当時23歳のアーティストが観者の意のままに6時間自らの肉体を使わせるというパフォーマンスにて、観者の弄り方が次第に過激になったという話です。

(どんな弄り方だったのか気になる方は、是非記事を読んでみてくださいね)

 

生まれた直後に理性のプログラミングをされた人間という動物。

そのプログラミングがなければ、我々はどうなっていたのでしょうか。