クラウドファンディングと乞食行為の区別はリターンの宛先かな
何か社会の為に成し遂げたい!
けれど、活動資金が手元にない…。
そんな状況も、今やクラウドファンディングによって乗り越えられる時代になっています。
出資の最低金額も一般人の手に届くくらいに設定にされており、身近にある経済活動の巡る環境としての仕組みが出来上がっています。
しかし、クラウドファンディングは何も肯定的な意見ばかりが向けられるものではありません。
そして自分も、最近のクラウドファンディング内の案件を眺めてみて「思っていた方向と異なる案件もあるなぁ」と少しモヤモヤした気分になることがあります。
それが、一部で「ネット乞食」と表現されるものです。
ファンディング(募金)と乞食行為の違いは、「社会への貢献(支援者の期待へのリターン)があるか」という点だと思っています。
つまり、自己満足な自分本位な内容ではないということです。
これは個人より企業に置き換えてみると分かりやすいかもしれませんが、活動の先に支援者へのメリットがあることが「出資依頼者が唯一出来る恩返し」なのです。
クラウドファンディングが有名になって利用者が増えるのは、とても素晴らしいことだと思います。
ただ利用者が増えると、方向性や価値観の違いなどで対立することも出てくるでしょう。
社会貢献を皆の力で支えていく(出資する)ことがクラウドファンディングの目指すべき方向であってほしいなぁというのが、個人的な思いです。