マキめも

日々の思考と感情の雑記帳。

社長になることに魅力を感じてないんじゃなかろうか

新入社員意識調査、「社長になりたい」過去最低の10%:朝日新聞デジタル

新入社員へのアンケート調査(対象1644人)で、社長になりたい人の割合が過去最低の10.3%だったという記事が出ていました。

この調査は日本生産性本部という公益財団法人によって実施されたようで、「仕事はほどほどでいいと考える人が増えたようだ」と結んでいます。

 

「社長になりたい」新入社員が減っている - ITmedia ビジネスオンライン

別の記事を検索してみると、こんな結果も出ていました。

男性:「社長」が大きく減り「部長」が増えている。

女性:「専門職」志向が低下し「課長+係長+主任班長」が増えている一方で、「役職に付きたくない+どうでもよい」が増加し、二極化が伺える。

 

結果を見て、男女どちらも「トップは希望しないがある程度は昇進したい」ような傾向にあるのではないかと感じました。

おそらく世代が近いであろう自分も、あまり経営者ポジションに就きたいという意欲はないです。

(ちなみに同居人は意欲はあったが断念した側らしい…)

 

そして、この調査を見て感じた違和感。

そもそも今の時代に社長になりたい人は、就職という道を選ぶのでしょうか。

また、わざわざ組織を作って働くという仕組みが現代に合っているのでしょうか。

 

というのも、ネットを通じて若くして起業している方(新入社員と近い世代)の情報を得ていると、最初から就職という道を選んでいない人も結構いらっしゃるような感じなのです。

学生時代からベンチャー企業インターンシップしていたり、仮に就職しても1年もしない内に会社を立ち上げていたりというような話を見かけます。

実際に該当者にお会いしたことがないので生の情報はないのですが、とにかく最初から攻めの姿勢でいる人もいる傾向にあるということは分かります。

従って、この調査対象の切り取り方が適していたのだろうかという疑問が残ります。

(対象の詳細は無かったので調べようがないですが…)

 

また、現代に「会社組織」という仕組みが合っているのかという疑問から「そもそも会社も要らないから社長も要らなくないか」という話です。

この手の話はオンラインサロンが良い例で、会社という組織を作らなくても今は仕事が回るんですよね。

つまり会社組織を作らないのだから、わざわざ社長を作らなくても良いのです。

また、この手の働き方はプロジェクト毎に集まって仕事を回しているので、皆が個人経営者視点を持ちつつ労働者でもあるみたいな複合的な要素を持っているようなのです。

まとめると、社長という立場は要らない仕組みになりつつあるし、経営者の視点を持ったフラットな立場同士の労働者が仕事を回すような仕組みも出来上がりつつあるよねという話です。

 

何だか脱線してしまった感もありますが、要は「社長(経営者)になりたい奴は最初から雇われないんじゃないの」という話。

そして「これからの時代に会社という仕組みが合わないことを若い世代は感じているのでは」という予想の話でした。

 

まぁ会社員の立場で言ってみますが、社長になるまでの昇進の過程に対して「会社や上の立場の人に染まる」印象が強すぎるというのもありますね。

社内政治力が問われてきますので、あえてその道に好んで突っ込みたくないというのがあります。

あくまで、自分の意見ですが。