マキめも

日々の思考と感情の雑記帳。

孤独死と遺品整理業者、そして資産に群がる獣

記事のまとめ

孤独死の遺品整理で遺品整理業者がネコババをする可能性があるらしいが、遺産相続で揉める遺族も似たようなものだ。

いっそ相続より贈与の方がスッキリするんじゃないか。

 

 

遺品に群がる獣 

 

核家族化という生活形態から生み出される孤独死

この問題、1人で亡くなるのは可哀想という感情論の話ではなく、 亡くなられたことによる物件の資産価値の下落や周辺環境の整理が問題なんですよね。

子が親の面倒をなんて形式が崩れてしまってから、高齢者の孤独死は身近なものになってしまいました。

 

www.osohshiki.jp

そんな孤独死の増加と供に広がっているのが遺品整理サービスです。

大体10万前後で遺品整理、ハウスクリーニング、供養をしてくれるらしく、日々の生活がある遺族(あるいは賃貸物件の大家さん)にとって有難いだろうなと見ています。

(自然死の場合は次の入居者に告知するかどうかが曖昧で、発見後すぐに清掃作業に取り掛かることが重要みたいです)

 

亡くなった親のタンス預金 遺品整理業者がネコババしている可能性も - ライブドアニュース

【遺品整理屋の闇】裏社会が良心的な隙間ビジネスに新規参入か | ニコニコニュース 

しかし、中にはトラブルもあるようで、家に置かれている現金などの資産の現物を遺品整理業者が掻っ攫っていくということが起きているようです。

銀行の営業対象になることを避けたり相続税対策だったりといった目的でタンス預金が話題になりましたが、まさに余所と繋がっていない他人に把握されにくい資産を狙ったトラブルだと言えるでしょう。

本人に銀行への預金を推奨したらという意見もありそうですが、高齢になってボケ始めると銀行口座の管理も怪しくなりそうなので、現金として手元に置いておいた方が都合が良いのだろうという背景を自分は想像しています。

 

資産価値のあるものについては遺産扱いを受けるのでネコババは犯罪になるのですが、遺族内の資産相続争いもネコババを似たようなことに思えてモヤモヤしてしまうのは自分だけでしょうか。

 

 

相続より贈与の方がスッキリする

 

遺産相続なんて富裕層の話なので自分には無縁なのですが、死んでから行方が決まる遺産という仕組みにモヤモヤします。

いっそ生前に全部振り分けて贈与してしまった方が、スッキリ亡くなることが出来るのではないかと。

その方が身内も資産を把握して業者に取られるリスクを軽減出来そうと思うのですが、いかがでしょうか。

 

ただ問題を挙げるなら、本人と身内の距離感が遠いと相続は難しそうです。

しかし亡くなる直前に本人に近しかった者が得する仕組みなので(得するという表現も変ですが)、ひょっとしたら高齢になった親を除け者扱いしにくくすることには効果があるかもですね。

 

結論としては、金は怖いよということでしょうか。