マキめも

日々の思考と感情の雑記帳。

日本の家の「モッタイナイ」精神はどこに行ったのか

日本は物を大事にする文化が根付いているという話は、ある女性が「もったいない」という言葉と供に広めてゆきました。

日本以外に「もったいない」の意味を示す言葉を持つ国はあまりないそうです。

このことからも、日本の「もったいない」という言葉は独特な思想なのだろうと感じさせます。

でも日本在住の身から感じたことですが、今の日本には「もったいない」の感覚が薄れてしまっているのではないでしょうか。

 

MOTTAINAI運動について

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平成より前の時代に触れていないので過去の日本人の大半の感覚は分かりませんが、古着を雑巾に転用するなどして最後まで使い切る時代もあったと聞いています。

でも自分の身の回りには、そこまで徹底的に物を使う人が居たことがありません。

フリマアプリが最近普及してきて、再利用の流れが出てきたような気はしますが。

 

マイホームの保有率はどれくらい?購入タイミングときっかけを調査|引っ越し見積りサイト【引越し侍】

また、家に関しては新築信仰が強いですよね。 

マイホーム所有者の8割近くが新築での購入らしく、欧米とは逆転現象が起きているそうなのです。

確かにビジネス系テレビ番組で中古物件の有効活用を報じる場面も多く、家について「もったいない」の精神が活かされていないのではと思わされます。

 

歪んだ「新築住宅信仰」 なぜ良質かつ安価な中古住宅は普及しない?悪しき慣習と制度 | ビジネスジャーナル

日本の新築信仰が強い理由を調べてみるとして、①建築基準に安心感がある、②優遇制度があるようです。

あと個人的な感想ですが、東洋文化の「家」を大事にする思想から来ているのかなぁと思っています。

 

賃貸住みの身からするとマイホームを持ちたい欲求はあまり起きないのですが…。

中古物件にも光が当たって、ぜひ「もったいない」の精神で市場が活性化されると良いのになぁと思います。

あ、中古物件を少し改造してシェアハウスとかも良いかもしれませんね。